ムッキーの初老日記
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オッサン君は、犬が大好きだ。 いつか一軒家に住んだら、絶対犬を飼うというのが オッサン君の長年の夢だった。
だがある日彼は気づいてしまった。 犬を飼ったが最後、雨の日も風の日も雪の日も 疲れてる日も体調が悪い日も、気分が乗らない日だって 毎日毎日365日、散歩につれて行かねばならない、と。
なまじ犬が大好きなだけに、あの純真な瞳で 「オッサンクン、キョウハ、オサンポ、イカナイノ?」 と見つめられたら『今日はいいや』と言うことが出来ない、と。
それ以来、オッサン君の夢は変わった。
すごく親切でいい人で かわいい犬を飼ってる人の、隣に住みてえー。
犬を飼うより叶いそうにない夢である。
ムッキー
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