ムッキーの初老日記
DiaryINDEX|past|will
2002年10月05日(土) |
靴べら。この便利なモノ |
靴べら 〔名〕くつ‐べら 【靴篦】a shoehorn
靴を履くとき、かかとに当てて足を入れやすくするのに用いるへら。
こんな便利なものが、今意外にも無い家が多い。
昨日遊びに行った友人宅も、大家族で、ご主人はサラリーマン(革靴愛用)で
何でもある家なのに、靴べらが無い。
他にも靴べらの無い知人宅、多数。客人がかわいそうだ。
昔のドラマで『行ってらっしゃいアナタ。今日のお帰りは?』
と言いつつ貞淑そうな奥さんが靴べらをよく差し出していたが
あれはもう今は昔の情景なのか。
客人が帰るとき『何のおかまいもしませんで・・・。』と言いながら
どうぞ、と靴べらを差し出す光景も、今は昔か。
嗚呼、古き良き日本。
私は、靴べら愛用者なので、靴べらが無いと靴を履くのに苦労する。
キチンとヒモを調節して履いた方が、足のためにいい事は重々承知だ。
だが、よそ様の玄関先でそれをやるのは野暮ったいじゃないか。
靴べらがあれば5秒でスマートに履ける靴も
無いがために1分以上もたもたしてしまい、お互い会話も無く気まずい。
靴べらさえ。靴べらさえあれば・・・。
忙しい日常の中に、忘れられがちなちっぽけな存在、靴べら。
今一度、ヤツの存在意義を再認識して欲しい。
*先日100円ショップで、とても100円には見えない靴べらを見つけた。 これだ。これだよ。これを3、4本買っておこう。 そして「マイ靴べら」として、友人宅の玄関の傘立てにそっと置いてもらおう。 これで私の玄関ライフはパラダイスである。
◇◆オッサン君の独り言◇◆
|
ムッキー
|