ムッキーの初老日記
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ここ数日曇りや雨が続き、私の肩や首はバリバリに凝っている。
初老になると体調が天候に左右される。
普段元気な時は、年齢を忘れていることが多いが
こういう日は、自分の人生がもう折り返し地点を過ぎている事を思い知る。
1年ぐらい前、幼馴染のキョーコ宅に遊びに行った時もこういう天気で
「肩が凝ってツライ。首も痛い。なんか最近しんどい。」
というようなグチを漏らしていたら、それを聞いていたキョーコの母上が
「ちゃんと栄養を摂っているか。バランスのいい食事をしなさい。
運動もしたほうがいい。もう少し痩せた方が長生き出来る。
美味しい味噌があるから持って行け。添加物には気をつけろ。」
と、あれやこれやと健康によさそうな物を出して来ては
持って行け、と紙袋に一杯詰めてくださった。
「おばちゃん、そんなに私の健康を心配してくれてありがとう。」
と言うと、母上は
「ムッちゃんが早死にしちゃったらキョーコが寂しがるからさ。
ずっと長生きしてキョーコと仲良くしておくれ。
おばちゃんが死んでもキョーコを頼むよ。」
と言って笑った。
私も笑った。
キョーコは「なに言ってんのよもう!」と苦笑いをしていた。
娘が淋しがるから、元気で、ずっと娘と仲良くして欲しい。
親って、こんなにも子供の心配をするのかと、笑いながら泣けてきた。
親ってすごい。かなわないよ。
おばちゃんのためにも健康で長生きするよ。
こんな日には、あの日のことを思い出す。
◇◆オッサン君の独り言◇◆
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ムッキー
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