ムッキーの初老日記
DiaryINDEXpastwill


2002年08月20日(火) 猫吉一族と私。


初めて「猫吉」がやって来た日から、もう7、8年になる。
アパートの玄関前で 猫の鳴声がした。開けてみると可愛い顔をした猫が私を見上げていた。


ナァァーーン


ナンカクレー。と言っているようだった。
冷蔵庫からウィンナーを1本取り出して与えると、パクッと咥えて行ってしまった。


これが初代猫吉との出会い。
それから週に3日の割合で、猫吉は玄関先でナァァーーンと鳴くようになった。
2年位そんな日が続き、そう言えば最近猫吉が来ないなあと思っていた矢先
ナァァーーン、と特徴のある鳴声がした。しかもその声に混じって


ミュウミュウ、ミュウミュウ


という声が聞こえる。ドアを開けると猫吉の後ろに、可愛い子猫が3匹。
猫吉はメスだったのか。子供を生んで、連れて来たんだ。 
牛乳を与えると子供たちは美味しそうに飲んだ。猫吉は、ちょっと離れた所でそれを見ていた。


しばらくすると、猫吉は来なくなった。
3匹いた子供たちも、1匹減り2匹減り、最後には1匹だけになった。


ガァァァオ


この子は親に似ずヒドイだみ声だった。この子に「2代目・猫吉」と名前をつけた。
きっと初代は、エサ場を2代目に譲ったんだろう。
他の2匹の子供たちは、それぞれ別のエサ場をもらったに違いない。
初代の姿は、それっきり見ていない。


びっくりしたことに、2年後、また同じことが起こった。
2代目・猫吉が、子猫を連れてやって来たのだ。
今度は2匹。毛糸玉のように可愛い子猫たち。

そして同じように、いつの間にか猫吉は来なくなり、子猫も1匹だけが残った。
当然この子の名前は「3代目・猫吉」だ。

この子はちょっと用心深い。
ナーゴナーゴと可愛い声で鳴いて「ナンカクレー」と私を呼ぶクセに
ドアを開けると


シャアアアアーーッ!

と口を菱形にして威嚇するのだ。なんやねん(・ε・)。
エサを投げてやると、こっちを睨みながらバクっと咥えて一目散に逃げてしまう。
猫にも色々いるなあと思う。


こうしてうちはずうっと猫吉の血脈のエサ場になるのか,と思っていたが
どうやら3代目で終わりのようだ。

何故かというと、この3代目は「オス」なのだ。

オスは子供を連れては来ない。作って終わり、だ。
そういうわけで、三代目・猫吉が来るようになって早4年くらいになるが
子猫が来る気配は全くない。
それどころかこの3代目、たまにボロボロになってやって来る。
ノラのオスは色々大変らしい。


この3代目がここ3ヶ月ほど姿を見せなくなっていた。
遂に縄張り争いに敗れたのか。大怪我して死んでしまったか。
あの小憎らしい威嚇も、もう見れないのか。
7年間も猫吉一族にエサを与え続けた私は
なんともいえない寂莫感を感じていた。


それが一昨日、久しぶりに猫吉はやって来た!

ナオーーーン

生きていたのか!
急いでドアを開けると、そこには別猫のように痩せこけた3代目・猫吉がいた。


シャアアアアア!


相変わらず私の顔を見ると威嚇だ。恩知らずめ。

どうやら他にも何軒かエサ場があって、そっちのほうがいいものをくれるので
そっちばっかり行っていたが、その家が引っ越したのか、夏休みで帰省したのか
エサがもらえなくなったのでまたウチに来た、という感じだ。
 
ちくわを投げてやると、ギラギラした目でこっちを窺いながら
バクッとくわえて逃げていった。

いいよ。なつかなくても。
だからなるべく長生きして、ずっとエサをねだりに来い。
オマエの威嚇が見られないとさびしいよ。






◇◆オッサン君の独り言◇◆

8/20◆サユリストと騒いだ人の気持ち、わかるなあ。

8/19◆唄ってないでオマエが走れ!西尾たくみ!

8/18◆サーの称号?大麻持って来日したくせに。

8/17◆ニコラスケイジ・・・・・38歳。

8/12◆中居君が村田基になってきた。

8/11◆勢太郎!いいかげんストラップくれよ。

8/10◆三原綱木。どっちが苗字?


ムッキー

My追加