ブックス
DiaryINDEXpastwillaboutbk1



2004年02月26日(木)   マリア様がみてる レディ、GO!/今野緒雪

++
花寺学院の学園祭も終わり、リリアン女学園の次の学校行事は、体育祭。祐巳の二年松組にはスポーツ万能の生徒がいなくて、いまいち盛り上がらない。出場種目を決めるホームルームでも、祐巳は上の空。ケンカ別れしてしまった一年の可南子のことを考えていた…。
++
女子高の体育祭は戦いです。
私の高校では9月の第二木曜金曜だったので、まだ暑い。なのにさらに熱気でむんむんでした。
バスケやハンドボールの試合となると、爪を武器に(してるわけでもないとは思いますが)ボール争いが行われ、リレーともなれば、胸の大きい(かつ足の速い)子がアンカーとなるのは定石。黄色い声援が飛び交い、普段のりの悪い子がクラスユニフォーム(チームカラァのTシャツなどが定番)をのりのりで着こなしてたり、終了後に憧れの先輩のハチマキやバンダナをもらってたりするものです。
3年のときは2日間の体育祭のために、夏休み前から練習とかユニフォームづくり(白のかぼちゃパンツ風ハーフパンツ+ピンクのプリントT)に勤しみました。
ちなみに体育祭の1週間後に期末試験(うちは二期制)なので、終ると急速に熱が冷め、みんな勉強しだします。その切り替えの早さが、うちの高校らしいのだそうで(勤続38年の美術教師談)。



「最下位争いなんてバカげているわ。いい?やるからには、狙うのは優勝。赤チームなんて目じゃないわ」
高慢で、高飛車で、そしてまばゆいばかりの美しさ。やっぱり、祥子さまは格好いい。


今野緒雪:マリア様がみてる レディ、GO!,p.73,集英社.















ゆそか