2004年02月25日(水) |
マリア様がみてる 涼風さつさつ/今野緒雪 |
++ 学園祭シーズンが近づいて、薔薇さまたちはリリアンと花寺の学園祭の準備で忙しくなる。そんな頃、祐巳と一年生の可南子に姉妹の噂がたつ。その噂を否定した可南子だが、だんだん祐巳の行動を尾け始める。 ++ この話の中にもありますが、たいてい女子高よりも男子校の方が、学園祭っていうのはスケールが大きいというか大味なものに感じます。 母校の隣の男子校も前夜祭・本祭1・本祭2・後夜祭と4日間も学園祭がありました。進学校なのに4日間も学園祭をしてしまうお祭り体質なところとか、市の繁華街を宣伝のために仮装(白ランの応援団とか、畳背負った柔道部とか、今にも泳ぎだしそうな格好の水泳部とか)で練り歩いちゃうとか、コンクリート打ちっ放しのきれいな校舎にべたべた張られたチラシとか、舞台発表ではどの団体も必ず脱ぐ人が現れるとことか、とにかくびっくり。 メインイベントのひとつ、ミス○○高のグランプリは毎年毎年、ほんとうに美人さんで必見でした。 自分のとこの学園祭の思い出と言えば、お茶部(茶道部)のみんなの和装がかわいかったとか、有志の男装喫茶で黄色い声に囲まれたとか、軽音部のライブが盛り上がり過ぎてみんなで踊りだしたとか。女子高なのでおとなしく(笑)盛り上がりました。
今の祐巳にはその言葉は必要だった。擦り傷に擦り込む軟膏のような、外気の刺激から守ってくれる薬が必要だった。 「大丈夫。私は祐巳の味方だから」
今野緒雪:マリア様がみてる 涼風さつさつ,p.154,集英社.
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