2004年02月23日(月) |
マリア様がみてる 小羊たちの休暇/今野緒雪 |
++ 梅雨が明けて、めっきり暑くなった期末テストの最終日。山百合会の総勢六名が勢揃いしていた。夏休みの予定をきいていた祐巳は、つまらなかった。みんな姉妹で一緒の予定があるのをうらやましがっていたのだ。ところが、祥子さまから避暑地の別荘へ行こうと誘われて……!?(表紙折り返しより) ++ 1・2年と部活動に明け暮れた私に、こんな優雅な夏休みはありませんでした。3年は受験勉強だったし…。 こんな、何もしないっていう贅沢な時間を3日でいいので欲しいものです。
「明日は、何をしたい?」(略) 「お姉さまと、お昼寝をしたい」 思い切り怠惰に。 明日一日は、靴を履かないくらいの気持ちで。(略) お姉さまと二人きりで。なんて贅沢な時間だろう。 「ああ、それは素敵なことね」 祥子さまは一も二もなく賛成した。
今野緒雪:マリア様がみてる 小羊たちの休暇,p.204-205,集英社.
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