2004年02月22日(日) |
マリア様がみてる パラソルをさして/今野緒雪 |
++ 祥子さまは雨のなかに祐巳をおいて、瞳子と車で去っていった。その後も祥子さまは不登校を続けていて…。 ++ 前作の続編。 ほんとにこの紅薔薇姉妹は言葉が足りませんね。お互いがお互いを思い遣って、言葉にしないばかりにこんな事態に…。 これでふたりとも少しは相手に自分の気持ちを伝えるようになるでしょう、きっと。
何か、行く手に光がさしてきたような気がした。(略) 何だろう、この気持ち。 吹っ切れる、っていうのとまた違うけれど。 (前略)気持ちのいい風が祐巳の額を撫でた。 ああ、そう。 こんな感じに似ている。
今野緒雪:マリア様がみてる パラソルをさして,p.105,集英社.
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