2003年05月22日(木) |
陰陽ノ京 巻の四/渡瀬草一郎 |
++ 時継と一つ屋根の下で暮らすこととなってしまった慶滋保胤。周囲にからかわれながらも、何とか平穏無事に生活していたのだが、異変は保胤の周囲に起こっていた……!住吉家の識神・浄雲が嗅ぎつけたのは保胤の友人――住吉清良の身体から漂う死霊の臭い。陰陽寮の一員でもある清良に纏わりつくその臭いの正体は……!(表紙折返しより抜粋) ++ 今回、保胤さんは何もしてません(笑)。まぁ色恋について彼がどうこうできるとも思えませんしね。 蓮ちゃんの気持ちがわかると言った時継の気持ちを、保胤さんわかっているんでしょうか。おっとりにも程が…。 巻末には絵草子「訃柚」が収録されていますが、豪華ですよ。保胤の識神・訃柚と保胤の出会いのお話に、えんえん30枚のイラスト! 訃柚が一途でかわいらしいし。
「(略)せめて……せめて、私の生きた証が欲しいのです」
渡瀬草一郎:陰陽ノ京 巻の四,p.184,角川書店.
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