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2003年04月16日(水)   琴歌奇談/椹野道流


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――ほんの一泊の小旅行だった。
絵の師匠と、ちょっと出雲に出かけただけだったのだ。今夜はもう天本に会える。一晩離れていただけで恋しくてたまらない天本に、今夜はもう会える。そう信じて疑わなかった。
ところが――敏生が戻ってみると、我が家は無人だった。その異様な雰囲気に敏生は戦慄した。式神の存在すら感じられない。天本は、いったいどこに消えてしまったのか。(表紙折返しより抜粋)
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だんだんじれったくなってきます、このシリーズは…。早くがつんとやっちゃって(←何をだ)かたをつけちゃえって思ってしまうんですが。これってダメ読者ですか?



「(略)自分の弱さを知っている人は、いつかきっと強くなれる……(後略)」


椹野道流:琴歌奇談,p.244,講談社.






ゆそか