2002年12月14日(土) |
試験に出ないパズル 千葉千波の事件日記九月〜一月/高田崇史 |
千波くんの事件日記シリーズの第3弾です。もしかして、このシリーズの最終巻なんでしょうか。最後まで主人公”ぴいくん=八丁堀”の本名は不明のままでしたが…。 日常にある論理パズルがメイン(?)の九月から一月までの短編5つと、いつもどおりの解答編「追伸簿」もついてます。 今回の解説は有栖川有栖さんです。このシリーズ、すごい人ばかりが解説書きますね。みなさんきっとパズラーなんでしょうね。 私は全然パズラーでもないし、千波くんのパズル解きに拘っていない、むしろぴいくんのような人間なので、パズルを必死に解こうとは思わないのですが、ついついこのシリーズは読んでしまいます。話自体がとてもおもしろいので。 とうとう一月まできて、ぴいくんと慎之介の浪人生活も終わりってことでシリーズ終了なんでしょうね。できるなら、千波くんも大学生になった2年後の話が読みたいです。まぁ、スラリサラリパサリで頭脳明晰な千波くんとぴいくんが同じ大学に行くなんてことはありえないと思うのですが…。
でも、試験なんて運が65%だっていうからね。これは決して言い訳じゃないよ。きちんとした統計に基づいてるんだ。但し、ぼくの経験上だけど。(「追伸簿」より)
高田崇史:試験に出ないパズル 千葉千波の事件日記九月〜一月,p.277,講談社.
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