A Will
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彼の気まぐれが、こちらに向いてる。
こんなときの彼は、 何故か、わたしに「したい」と言わせたがる。
俺と、したい、でしょ?
そう言って、yes以外のことは言わせない。
わたし、そんなに軽くないよ。
わたしも平気で嘘なんかついて、 軽くないわけない、のに。
そんなこと、彼が知らないわけないのに。
けど。必要なんだと思う。
彼は、わたしが誰とでも寝てしまわないように。
わたしは、ありもしない操を立てるために。
なんの効力もない、約束未満の、言葉。
垣間見る独占欲に、ふと、明日にはなかったことに、 夢みたいな、ふわっと終わってしまうもので、
続けば良いのにって思った。
続けば、良いのに。
明日も明後日も。
貴方のものになれたら、良いのに。
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