A Will
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この苛々が、嫉妬のせいだって解ってる。
抱かれたら少しは満足できるかと思ったけど、 もう却って質の悪い感情になった。
彼だけじゃない。 それは確かなことだ。
疲れてきた。 面倒にもなってきた。 顔色を窺うような、そんなの嫌。
嫌われたかも、なんていちいち思うのも、 今度こそダメ、なんて悲観的になるのも、 もしかしたら、なんて期待を抱くことも、
そうして、頭のどこかで、 どうせ、いつも通り。とたかを括るのも。
好きが悔しい。
なんで、こんなに不満ばかり抱いて、 大切にもされなくて、 残る虚しさに、涙さえ流せなくて、
楽しそうに笑って話す彼を眺める。
わたしと話すとき、絶対にそんな顔しない。
解ってたって、愕然とする。
もう、わたしが、 彼の気まぐれじゃ満足できないみたい。
彼が変わったわけじゃなくて、 わたしが変わったんだ。
欲張りになる。
近づけば、もっと欲しくなる。
ダメね。
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