弱ってる男につけこむ。

別に、そんな趣味の悪いことをして楽しんでいるわけじゃないし、
まして、その男のことを好きなわけでもなんでもない。


なんでだろう。
上手く出来ない。



好いてくれる男のいる安心感。
拭いきれない寂しさを、埋まるはずのない相手で、それでも埋めようとする愚行。



笑ってる。話しながら。わたしは笑ってる。
時折入る口説き文句を、笑って流して、慣れてないふりをして。





気づけば良いのに。
そのくらい、気づけば良いのに。

わたしが優しくも、賢くも、可愛くもないことに。
さっさと気づけば良いのに。




たばかり続ける。









さて、誰を、だ？

まつり ｜MAIL

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