A Will
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2006年01月08日(日) 結末の顛末。

5日の日に。
いつもだったら、困った顔をするはずの君がいなかった。


当たり前すぎて、笑うこともできなかった。




何が悲しいのか良く分からない。
分かりたい、とも特に思ってない。


事象は鵜呑みにするの。それしかできないの。




肌。冷えちゃった。



寒い部屋で震えてるから、そうしたらスーパーマンみたいに飛んできて、
嫌な顔をするふりをしてココアでも作ってくれて、
それはきっと飛び切り甘くて倒れそうになるの。


夢見心地。


伸びた髪の毛の先を監視するみたいに眺めて、
「切らなきゃね」って言ってくれたでしょう?

わたしは温かい君の体に全部あずけちゃってうとうとするの。




冷たい足を押し付けては、わたしは笑って
君からの体温を奪おうと必死で。なのに君ってば優しいから。
温めてあげるよ、なんてバカみたいに優しいこと言っちゃって。

そんなにわたしのこと好きなのねって、からかうのに。
それもアッサリ頷いちゃうから、わたしは好きじゃないわ、なんて
そんな可愛くないことも言ったりしたよね。

嘘。大好きって抱きつくと、すごくすごく嬉しそうだったのが一番好き。


真夜中に、アイスが食べたいってただ我侭を言いたいだけで、
君が困れば良い、なんてそんな意地悪なことを本気で思ったのに、
君は怒ってたけど結局買ってきてくれて、心配そうに「おいしい?」って聞くから、

涙が出てとまらなくて大変だった。





君がいなきゃ、泣いたって意味がないんだよ。

抱きしめてくれる人がいなきゃ、泣くなんて無意味だよ。




慰めてよ。助けてよ。救ってよ。

信じられないくらいの優しさと嘘と、痛いくらいの思いやりと不誠実で。






君がいて。初めてわたしは、あの人を悲しめる。


なんか、頭悪いけど、そんな気がする。


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