堕々ってる日々/あさのバトンに答えてみました。 - 2006年02月19日(日) 惰弱であり堕落した週末・・・友達はお布団さ!ってぐらい一体化してます。なんかやっぱ失われつつある体力とひっそりと増してきている体積のためにも心機一転ジムにでも通うべきなのかしらと思うものの、俺ちゃんはあの機械のなんやかんやが好きじゃない・・・水泳にでも行こうかな・・・。おしなべて運動なるものが苦手な俺ちゃんですが命に関わることなので泳げるようにはなれたんだ・・・みんなもポセイドン・アドベンチャーとか観たらその気になるはず!(なんでも映画の影響) ちなみに最近ではドラマ「LOST」を観て英語を勉強せなあかんと思うものです・・・英語の分からない韓国人夫婦(ホントは夫だけわかんないんだけど)が孤立してんだよ!怖いよ! 影響うけすぎ。 そんなこんなでうちにも回ってきた!ハワイさんからもらったあさのバトンに答えてみます。 読んでるの前提なんですいません。 あさのバトン ■あさの作品に出会った時期ときっかけ、そして感想を教えてください すごい児童小説があると噂に聞いたのと、いろんな本の話をしてた時お友達があれはすごいらしいと言ってたので図書館で借りた時はまだ1巻・2巻の頃でした。 その辺はウロ覚えだが、初読時のショックはいまだに忘れない。ものすごい物語を出会った時には起こることなんですが、衝撃が強すぎて、日々落ち着かず、しばらくは読み返す事も触れる事もできなかった。 自分にとっては、萌えよりもなによりも先に、うちのめされた感が強い物語です。 ■今まで読んだあさの作品を挙げてください 現在、福音の少年が積ん読中。あと青い鳥文庫系のものは図書館で一冊10〜15分程度で読んでしまったので、印象があまり残ってません(ので読んだうちに入れてはいけないのだろう) ■最高に好きな作品を1つ挙げてください バッテリー これほどリヤルに響いた物語もあまりない。 ■あさの作品のなかで好きなキャラクターを5人挙げてください 5人しか選べないのか! 瑞垣・門脇・巧・豪・青波と吉貞が俺ちゃんの心の一軍ベンチなんですが・・・。 瑞垣とか最初出てきた時、あれほどの存在感を得てくるとは思わなかったな・・・。というか、バッテリー自体どう転ぶか全く分からない話だったのですが。 身を切られるほどつらい心情の子供たちの中で、吉貞くんは夜道の行灯のようにくっきりと光り輝いていたよ。あの子にどれほどほっとしたことか。ちゃんと意地もプライドもあるそれでいてギャグ命がけな中坊なところが本当に素晴らしいよ・・・。 結局吉貞について語っている・・・。 ■あさの作品に出会えた喜びをどうぞ 素晴らしい贈り物をありとうございます、と一言だけ言うならば。 一言以上に許されるならば。 ままならぬ世の中だからこそ、こう大団円みたいになにもかも丸くおさまるみたいな物語への期待を打破するリヤルな展開が素晴らしい。そして通り過ぎた季節の者にとっては、なんとなく子供時代はピュアなものだったような気がするのに、子供だからこそ、そんなことでってことで悩んで苦しんでじたばたして、かなり惨かったり残酷な事も言えたりできたりすることを、あますところなく書きつくしているところがすごすぎて、ホント衝撃でした。 全てがすばらしいけど、あぁこれは本当に秀逸だ!ってガッチリ思ったのが2〜3巻の展西くんのあたり。 オトムライに見つかって、泣き出す子供、丸め込もうとする子供、とびかかる子供の反応がものすごい真実味を帯びているのと、その後の展西くんが、わたしがわるぅございました的改心のカタルシスウェーブに決して陥らないところが、本当にリアルすぎてこれはすごい!と思った。 巧に対する仕打ちがパブリックスクールの懲罰的な逸脱で地方の中坊がこれほど創意工夫に飛んだいじめをするのかと少々首を傾げたこともあり、その直後のこの展開はぐっときました・・・(まぁでも子供のいじめにたいする創意工夫はとんでもないのであれもアリなんだろうけどな!) ちゅうか決して中坊の使う平易な言葉ばかりではないのに、きっちりと、子供たちの心情をリアルに伝える描写力とかがホント素晴らしすぎて、圧倒的。 四巻あたりから連綿と続く豪の苦悩も、たった13ぐらいで圧倒的な何かに出会ってしまったものの切なさやら葛藤やらそこからの立ち上がりやらが、ほんともうすごすぎて、物語に取り込まれた。 折々の四季の描写と人物の心情のシンクロとかもなにもかも素晴らしいよ・・・。 素晴らしいばっかり言ってるけど、本当に素晴らしいですよ。 どうやら俺ちゃんはハワイ姉妹に「これを読まなきゃ人生の損失だ!」と言って勧めたそうですが今もその気持ちは変わらない。 なんとなく暗くてしんどそうと読むのを忌避している人もいるみたいだけど、物語を通じてあなた自身が抱える物事ときっちり向き合うって経験もいいんじゃないでしょうか・・・。 世の中には多くの物語がありますが、何かを得られる物語というばかりではないけれど、バッテリーは何かを受け取れる物語だと俺ちゃんは思いますよ・・・。 ちゅうかあんまり若いときとかリヤルソーヤングのときに読むより、ある程度歳をいってからのほうが、この物語は受け止めやすいんじゃないかな・・・。 俺ちゃんも最終巻を待つ間に、わりとそれぞれの人物に対する印象が変わってきたりしました。今じゃ巧ママやオトムライの気持ちがものっそ迫ってきてるよ・・・。 ■あさのファンにバトンタッチ!(何人でも) ほぼいきわたっているんじゃないでしょうか・・・。 ちゅうか全巻読んでる人あんまりいないんだよ!実は! 確か全巻読んでるはずのマユさんとかアンナさんに拾ってもらえれば幸いです・・・(無理矢理) あと興味のある方もってって! 今更ですが俺ちゃんは好きな本と好きな作家の話になると長いです・・・。レジナルド・ヒルのダルジール&パスコーシリーズについて延々と語ったりするよ。ちゅうか最新刊でも激萌えシーンがあって、一作品一萌えを投入してくるヒル先生に樺跡書いてくださいよ!って言いたいです・・・。 ほんと書いて欲しい・・・。 というわけでだんだん元気になってきたので、頑張って原稿にいそしみます・・・。 そういえば細川SIGEKI★Xのデスノでの配役、教えてくれた皆さんありがと〜!やっぱレイなのか・・・素敵ですな・・・。とりあえず俺ちゃんはわが町がどれだけ映っているのか観に行きたいと思ってます。 ...
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