|
◆ あの日。あの時。 |
|
3年前のあの日 まわりに勧められ ツィッターを始めた ただし一度も呟いたことも 知り合いをフォローしたこともなし 情報収集のみに使っている あの日 ヒステリックな呟きに恐れおののいた 被災したわけでもなく 関係者でもなく わめいてるだけの呟きも多く目にした 他人の行動に口出ししたり デマを知らず知らず拡散したり 他人の不幸にアドレナリンを沸騰させてる様を見るにつけ 非常時こそじっと口をつむいで 冷静になればいいのに、と 生きてる実感をネットに預けることが出来る人がうらやましい ブログ、ツィッター、FBをしている人 とりあえずご意見番気取って意見をアップって それを普通にやれることに 何かしらの強さを感じる 震災直後 次々とレースは中止になった 当たり前のことだ レースなんて娯楽なんだから それどころじゃない なのに 評論家気取りたちは 「被災地は経済効果もあるんだから、レースを開催すべき」、と 高らかに主張する輩も多々見受けられた 中止になると 払い済みのエントリー代は戻らない お金がからむと とことん醜さはあらわになる 「被災された方々。お悔やみ申し上げます。」という言葉の後に 「中止は震災詐欺」と書く 特に気軽に呟けるツィッターに そう言った言葉が多かった 意見はそれぞれ 人間の数だけ そう言うものの 言わなくてもいいことってあると思う 嘘も事実も愚かさも 素晴らしさも ネットの中にはいっぱいはびこってる 卑屈な暇つぶしだね 卑屈ばかりを拾い集め 暇と孤独を埋め尽くす やっぱり自分が一番愚かなのは間違いないんだろう また過呼吸が起こりそう 愚か、だ 自分が一番、愚かだ 2014年03月11日(火)
|
沙 亜 子 は い ま だ 、 水 の 中 |
[目次] | ||