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◆ 知っているのだ、自分だけは知っているのだ |
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もうすぐ契約切れの人が多いせいか。 職場内ではやたらと親密度が固まり。 お互いの今後に、エールと好奇心を送り合っている。 緊張感も多少ほぐれ、まるで学生並の愛敬を示す。 ちょっと楽しい。 が。 逆に様々な罪悪感にもまとわりつかれ。 異物のように。 体に蓄積されていく感じが取れない。 気持悪い。 吐きそう。 人に話しても。 「神経質だなあ」と一笑されてしまうだけ。 でも。 自分は知ってる。 自分がしてきたことを。 自分がしなかったことを。 どれだけの事に精を尽くしたか。 心を尽くしてきたか。 知っているのだ。 2003年12月12日(金)
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沙 亜 子 は い ま だ 、 水 の 中 |
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