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◆ 赤い靴の呪縛、ほらその足元に |
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先月、胃の具合いが悪く、エントリーしていた大会を棄権した。 その大会で、二人のランナーが心不全で亡くなったと、噂で聞いた。 数あるスΓテーツの中で。 マラソンの死亡率は高い。 必ずしも健康にいいとは言えなかったりする。 それでも。 自分が作り出すスピードで。 自らの命を止めてしまう事実に。 誰にも言えない憧れを感情が吹き出す。 「どうなってもいい」 それは野口みずきの言葉。 先週の酷暑のレースの終盤で思い出した。 記録を出したい大会だった。 息が止まっても足は止めたくなかった。赤い靴の呪縛に囚われ始めたらしい 2003年11月24日(月)
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沙 亜 子 は い ま だ 、 水 の 中 |
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