鴨河童★備忘録
藤誠



 連休最終日です。

三日も休みがあったのに結局HP更新できず仕舞い。情けない。
で、何をしていたかといいますと、やはり休み初日は神保町に出かけ、古書店巡りをしました。今回仕入れた本は自費出版ものが3冊と、橋本左内の本を買いました。
橋本左内は福井の松平春嶽公のブレーンなので前から興味を持っていたのですが、安政の大獄で処刑されるまでのいきさつなどに興味を持ってちょっと読んでみようと思った次第。なかなか革新派な人だったんですよね。

左内本と一緒に購入したのは広瀬淡窓の小伝。広瀬先賢顕彰会発行の非買品の薄い本なんですが広瀬淡窓の著書や門人などが載っててちょっと調べるのに良いかと。
広瀬門人といえば有名なのは大村益次郎に上野彦馬、高野長英も有名ですね。

浦賀中興雑記。これは明治の中ごろに編纂された浦賀の歴史本なんですが、毛筆書きのものを読み下して解説したもので、幕末期の浦賀について庶民の暮らしや経済や暮らしがわかって非常によいです。干鰯制度の起こりとか、当時営業していた遊郭の話とか。ええじゃないかの様子とか。中島三郎助は浦賀奉行所属の与力なので、奉行所の様子なんか読むととても面白いです。こちらは浦賀古文書研究会の発行。今でも売ってるのかな?

古橋懐古館資料集第一「明治維新の人々」。この本は愛知県にある古橋家所蔵の古文書を読み下し、人物について解説した本です。古文書現物の写真も載っています。ということは、愛知県の古橋懐古館というところに行くとこれらの現物が見られるということなのかしらん? なんだか凄いコレクションなんですけど(汗)
愛知県は先日テレビでもやっていた岩瀬忠震の菩提寺があるところ。彼の直筆もあるらしいです。清河八郎がお家に宛てて送った手紙もあるみたい(これはお土産を発送するときに添えられるはずだった手紙のようです。「お味噌を送るから早く食べてね、あと干しカレイ美味いから20枚送ります。早く食べてね〜」みたいなほのぼの手紙です)高杉晋作や久坂玄瑞、容保様のもあります。凄い。一度訪ねてみたいですねー、この資料館は。どこにあるんだろう?

日曜日は一日ぶらぶらして終わってしまい、十三日は劇団め組ファンの友人宅で鍋パーティしてました。うーん、うーん。



2003年01月14日(火)
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