Diary
INDEXoldnew


シッポナからら   2004年09月14日(火)







カメラを向けられて
ポーズをとるからら。

ですが、なんかヘン。
どこがヘンなのか
分かります?

・・・そう、シッポが
ないのです。(;_;)







5日前の9日の木曜日のこと。タオルで封鎖し忘れたキッチンワゴンの下に、かららはまた潜り込んでしまいました。こんな時私は、ワゴンを収まっているキッチンカウンターの下からゆっくりと引き出します。ワゴンの下には四隅に移動用の小さな車輪が付いていますので、うっかり引き出すとかららが車輪にひかれてしまうかもしれない。かららに逃げる時間を与えるために、ゆ〜っくり、ソロソロと引き出すのです。
ワゴンが動き出すと、かららはいつも憮然とした顔でワゴンの下からトコトコと出てきます。
「なにちゅんのよ、もう・・・せっかく気持ちよくお昼寝ちてたのに」
そんな顔です。^^;

ところがこの日、かららはなかなかワゴンの下から現れませんでした。今日はやけに粘ってるなぁ、とワゴンを引っぱりながら思い始めたとき、ふいに
「きゃきゃきゃきゃきゃーーっ!」
と、かららの大きな悲鳴!
とっさに、しまった! 車輪に足でもひかれたか!と、頭の中が真っ白になりました。中の様子が見えないので、どちらにワゴンを動かせばかららを助けられるのか分かりません。引くか、戻すか!?と迷ったのは一瞬のこと。すぐにかららが、いつものようにトコトコとワゴンの下から現れました。
「からちゃん、足は!? 足、だいじょぶ!?」
慌てて体を確認しようと近寄ってみると・・・からら、いつもと同じく憮然。ムッと怒って私を見上げてます。体は大丈夫そう。でも、なんかヘン・・・あーーっ!シッポがない!?

見事に、一本残らず尾羽根がなくなっていました。(泣)
とりあえず興奮気味のかららをケージに戻して落ち着かせてから、ワゴンをキッチンカウンターの下から全部引っ張り出して中を覗くと、ワゴンが納まっていた場所の下にきれいな羽根がごっそりと抜け落ちていました。出血などは一切なく、きれいにすっぽ抜けた、という感じだったんですが、落ちている羽根の数を見てメマイがしました。こんなにいっぺんに引っこ抜かれたんじゃ、さぞかしショックだったろう・・・

ところがどっこい、かららはケージに戻るとすぐに立ち直ってました。さすがに尾っぽの抜けたオシリは多少痛むのか、しばらく気にしてクチバシでコショコショやっていましたが、
「からちゃん」と呼ぶと、ヒョイとケージの一番前に飛んできて、
「ママ呼んだ? なに?」と小首をかしげてにっこり。私の顔を覗き込んでます。
すごい。ダメージゼロ? あんたって強いよ。ママのせいで尾っぽ抜けちゃったのに、なにもなかったように笑ってくれるんだねえ・・・(心からの謝罪と感謝を込めて。m(_ _)m)

尾羽根は鳥が飛ぶときに舵取りの役目をします。かららも尾っぽがなくなった直後は、その舵がなくなって上手くバランスがとれないようでした。が、2〜3度飛ぶとすぐにコツをつかんだ様子。今では以前と同じように、部屋中を平気でビュンビュン飛び回っています。

かららの飛行能力はすごいんですよ。全速でびゅん!と飛んでるかと思ったら、空中でキュッと減速、ホバリング、垂直上昇、垂直下降、自由自在。私がそらと遊んでいると、そらと私の間をわざとヒュン!とかすめて飛び抜ける、といったイジワルをすることもあります。もしこの子が飛べなくなったら、ストレスがすごいだろうなぁ。

右は、今回抜けたかららの尾羽根。
いっぺんに羽根コレクションが増えてしまった。
(T_T)
これが全部生え揃うには、どれくらいかかるんでしょう。とうぶんの間は、かららはシッポナのままなんでしょうねえ・・・


ところで、「シッポナ」ってご存知? シッポがないからシッポナ・・・かと思っていたけど、違うみたい。(笑)


SORAKARA |HomeUnder