Diary
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■■■ PBFD ■■■ |
2004年08月07日(土) |
今日はそらを連れて病院へ行ってきました。2度目の検査用の検体をとるためだったのですが、行ってみたら、大阪へ行く前に出してあった病理検査の結果がもう戻ってきていました。 PBFD陽性でした。
聞いた瞬間さすがにぐらっとしましたが、そらの目が白内障で見えなくなると聞いた時よりは落ち着いていられました。 大阪にいる間もそらの病状のことは考えるともなく考えていました。検査に出してから結果が返って来るまでの2週間、その間にある程度心の準備ができていたようです・・・
PBDFは有名な(そして最悪の)病気ですから、ご存知の方も多いでしょう。簡単に言えば人間のエイズのような病気。免疫不全をひきおこし、感染した鳥はあらゆる病気に対する抵抗力を失います。多くはPBFDそのものではなく、2次感染で亡くなるそうです。 羽毛の異常・脱落、クチバシや爪の変形がその主な症状です。治療方法は発見されていません。
今後考えられることはふたつ、と先生はおっしゃいました。 ひとつめは、そらが自身の免疫力を高め、自分でPBFDのサーコウイルスを体外へ排出すること。つまり、完治。 ふたつめは、突然死。 そらの体力次第ってことかな・・・ が、私が調べた限りでは、完治した例はとても少ないのです。
今後そらには、これ以上の羽根の脱落をできるだけくいとめるためのビタミン剤(ネクトンBIOとE)、そして免疫力を高めるためのアガリスクの粉末を与えることになりました。 あとは2次感染を防ぐための衛生管理、栄養を取らせ、できるだけストレス少なく過ごせるよう気をつけて・・・つまり、今までと同じです。何も変わりはありません。 もちろん、PBFDが治るものならばできるだけのことはしてやるつもりです。が、PBFDで亡くなろうが他の原因で亡くなろうが、いつかくるその日まで、この子が病気にならないように気を配り、できるだけ良いものを食べさせ、この子ができるだけ楽しく過ごせるように心をくだく・・・なにも変わりはないのです。 これまでと同じように、私はこの子との時間を楽しんでいくつもりです。 落胆はしません。
大阪にいる間考えていたのは、そんなことでした。
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