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どんな風に見えてるの?   2004年05月11日(火)


4月22日の日記で「怖がって食べてくれない」と書いたケイティのハニートリートを、そらは思い出してくれたようです。
いったんかじりだすともう夢中。トリートはみるみるうちに小さくなってしまいました。
良かったね。おいちーね。
そろそろ次のを出そうかな。

そらはケージから出ると、まず、ぴよちゃんの待つキャリーに入ります。
そのキャリーの15センチほど前に、いつもおやつのシードを入れた小皿とトリートを並べて置きます。ドライパパイヤを入れた小皿がその横に並ぶこともあります。
先日、そらをケージから出した時に、まだおやつの用意ができていないことがありました。が、そらはとっととキャリーから出てきて、おやつがあるはずの場所へ。クチバシであるはずのおやつの小皿を探しました。が、ない。
じゃこっちかな? やっぱりない。んじゃこのへん? ないないない。ないよ!
あきらめて、なぜかほそ〜くなってキャリーへ戻ってしまいました。

「ママ〜! そらがおやつ探してるよ〜!」
「わーーそらちゃん、ごめん! ほら、おやつあるよ。ここだよ」

カチンと音をさせて小皿を置くと、またキャリーからトコトコ出てきてもくもくと食べ始めました。
「おちょいんだよ・・・」
これはパパのアテレコ。ーー;

そらは、私達の指が近づいたり体が動いたりすると、即座にかーっとその方向へクチバシをひらきます。なので物の影程度は(ぼんやりだろうけれど)見えるのだろうと思っていました。
が、こんな風にないものを探してうろうろ歩き回ったり、目の前の粟穂に気付かずに探し回っていたりする様子を見ていると、なにも見えていないようにも思えるのです。
すりガラスを通して見ているような状態・・・と聞いていましたが、本当はいったいどんな風に見えているのかしら?

今はすっかり元気になって、ご機嫌でオモチャと遊びもするそら。遊び場の慣れたテーブルの上では、走ることもできます。持ち前のボタンインコの好奇心も復活したようで、「こっちにはなにがあるんだろ?」「あっちはどうなってるんだろ?」と、クチバシで探りながらヨチヨチと探検もするようになりました。
かーっとくり出してくるクチバシに、「いい子だね。ちゅきちゅきね」と言いながらチョンチョンと触れてやると、嬉しそうにふわっと羽根をふくらませます。表情の明るさは目を見張るばかり。これがあの暗く沈んでじっとキャリーの中に潜んでいたそらなのかと、本当に嬉しくなります。
なので、もう目が不自由なことについてはなにも心配していないのですが、時々そらの目を通してものを見てみたいと思う私です。

きみはいったいどんな世界に住んでいるのかな?




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