ここでは好き勝手をエラソーに語る私ですが、現実では与し易い印象があるらしく……いえ、小心者なのは紛れもない事実ですが……嫌な思いも何度もしたことがあります。 最たるは「〜してあげたのに」と言われる時でしょうか。目や雰囲気で伝わることもあります。 友達と思っていた人や、家族にまで言われた事があります。 その言葉はとても傲慢です。私でなくても気持ちの良いものではないと思いますが、どうでしょうか。 私は貴方に施されるような下等な存在? 貴方は何様? その思いは自分の中を吹き荒れ、カマイタチのように傷つけていきます。悲しいです。辛いです。痛いです。 だから、何かあって自分も「〜してあげたのに」と思ってしまっていることに気がついたら、要注意です。 誰に対しても決して言ってはいけないことです。
もっとも、そうなってしまう原因はなんとなく分かっている。 以前TVでPTAのお母さんたちが、スクールゾーンに侵入してくる車のドライバーに声をかけて進路を変えてもらう運動をしているが、聞いてもらえない。どうしたらいいか、という特集をしていた。 この時の様子のVTRを見ていた心理学の先生が看破した所によると そのお母さんたちは進入してくる車やバイクのドライバーに対し、まず 「すみませ〜〜ん」 と声をかけていた。 これは自分からへりくだってしまう事で、相手に対し自分から格下になってしまうのだそうだ。だから次に 「ここはスクールゾーンなので、進路を変えてください」 とお願いをしても、 格下の者からくだらないことを言われている→ムカッ という心理が働いて、結果バリケードを突破してスクールゾーンに侵入されてしまう、と言うことになるらしい。 実際この後、この心理学の先生のアドバイスを入れたお母さんたちが 「おはようございます」 から始めると、ドライバーさんたちは素直に進路を変えていた。
私は要するに、これにかなり近いことをしてしまったのだと思う。恐らくは就職活動をしていたときも。 そして自分が先にへりくだってしまうのは、自分に自信がないからだと思う。 自信を持って、強くなりたい。子供のために。夫のために。
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