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◇◆◇ 2004年08月25日(水) ◆ |
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◆ 309105 ◇◆◇ |
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面影
闇雲に 行動することも 出来ずに
ただ ただ 募らせるしか 出来なかった。
逢う事が 減り 離れていったことが
堅さと 重さと 儚さの 度合いを
より一層 増やしていた。
逢いたい でも 簡単には 逢えない。
そんな時に 好機が 訪れる。 絶好 としか 言えない タイミングだった。
何も 知らない筈の 周囲の 環境の中で 思いも寄らない 追い風が 吹き始める。
この 逃がしてはいけない 神風に 乗る事しか 考えられなかった。
その足を 留める術は 見当たらなかった。 どうしても 止まりたくなかった。
あの日の 酔い痴れそうな 夕焼けは いざ勇気の出ない 背中の 後押しを してくれた。
あの時の あの感動に 感謝状を 贈呈する為に...
あの時の あの感動が また 広がってゆく ように...
そんな 願いを 込めて 渡した あの 静寂の続き。
とうとう ついに 期は 熟したと 悟った。
強い雨と 強い風に 身を竦めながら 必死に 華を 咲かせ始めた。
貴女の眼に 鮮やかに 映りますようにと 只管に 願いを 込めて...。
壱言――――― 夕焼けに 舞う 雲 あんな風に なれたなら いいな いつも 考え過ぎて 失敗して きたから。
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