ちちやす日記   こんげつぶんきのうあしたかこぶん


2004年11月02日(火) 酉の市(一の酉)
 今日、というか2日の0時からまる1日は、お酉さまだったのだ。毎年11月の酉の日に行われ、年末の風物詩という感じがする。ああ、もう、気ぜわしい年末の雰囲気に突入しているのだなあ。

 入谷の鷲(おおとり)神社や新宿の花園神社などでは祭礼が行われ、熊手を売る店が立ち並ぶ。名物の、紅白の「切山椒」。土地によって、縁日の出しものや熊手のようす、店の並びなどは違い、商売の成立をしめくくる威勢のいい手締めの作法もいろいろと特徴があるらしい。

 東京近郊のお酉さまをあちこち回ったが、入谷のが一番大きくてにぎやか。どこまでもどこまでも続く熊手の林、林、そしていつしか、森。森になって、見当識を喪失しそうになるほどに、並びに並んだ熊手の列。

 (本物の)林の中にたたずむ花園神社の雰囲気もよかった。いかがわしさと繁栄の混合物。たしかもう1軒か2軒しか興行を行ってないという見せ物小屋があったりもした。

 雑司ヶ谷の鬼子母神は、思いの外こぢんまりとしていた。

 いつもの練馬は、ざわざわしてて親しみやすい。ミスタードーナツだってお酉さまのためにセールをやっているのだ。練馬に行くときには、神社にお参りすらやらない。当然熊手もナシだ。ただひたすら、縁日のおやつを食べまくる。正しいこととはあまり思えないのだが、それはとても、楽しい。

 そんな、お酉さま体験談を胸に、でも、ことしの一の酉は見逃してしまった。雨がパラパラ来ていたし、ただきちさんが不在で、一人で行ってもつまらないかと思ったから。
 でもまあいいか、今年は三の酉まである。14日(日)と26日(金)だ。気合いも充分、あと2回のお酉様に、頭っから突っ込んでいくのであるよ。たぶん。

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 ふと、「ルルイエの館にて死せるクトゥルー夢見るままに待ちいたり」という一文が、何故か脳裏に浮かんだので、そのままGoogleにぶちこんでみたら、ちゃんとヒットした。なるほど、これは意訳だったのか。ふーん。

 だいたいこの文章、なにで覚えたんだったろう。後藤寿庵のマンガじゃなかったろうか。しかもギャグのほう。ルルイエ語のやつも書いてあったような気がするけど、ニセの記憶かもしれない。もう、調べようがない。

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 ひとりですごす最後の晩。3日夜には、ただきちさんが帰ってくる。

 チョップスティックスで、海南チキンライスのハーフと自家製ピクルス、杏仁豆腐。チキンライスがハーフだとスープがつかないのか。ざんねん。
 店主が最近ちっともお顔を見せないので、店員さんに聞いてみたら、多忙なので週に二回くらいしか店に出られないのだ、とのこと。久しぶりに顔を見てお話したいなあ、と思っていたもので、これまた、ざんねん。

 整骨院。先生と雑談をして、各地のお土産キティちゃんのこと、キティちゃんの体重はリンゴ3個分、などというトリビアを聞く。あと、昨日は千円札を見せてもらったが、今日は樋口一葉の五千円札を見せてもらう。やっぱり裏面がなんとなく殺風景で、ラクガキしたくなるようなスペースが空いている。なんでこんなデザインなのだろう。
 待っている間、二人いた待ち人が池袋の話をしているのを、「キャプテン・フューチャー」の3巻など読みつつ、聞くともなしに聞いていたら「あの、なんだっけ、大きくて、いろんなものをなんでも売っている店」。それは東急ハンズです、と、口を挟むわけにもいかず、ただ黙って聞いていた(すぐにハンズという答えにはたどり着いた模様)。

 さて、明日、水曜日は文化の日。祝日でお休みだ。嬉しいな嬉しいな。週の中日がお休みだというのは、ほっと一息という感じで、とても良い。ハッピーマンデーなんて、連休にすりゃいいってもんじゃないよな。それよりも6月とかにも祝祭日を設けるべきだよな。誰が法律作ってんのだろ(国会か)。妙な法律つくっとる議員は腹を切って死ぬべきです(パクリ)。
 とりあえず、体育の日は10月10日じゃないと気持ち悪い気がします。

 明日はゆっくり寝るのだー!

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 ミンザイが回ってきたようなので、寝る。


かこぶんきのうあした
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