ちちやす日記   こんげつぶんきのうあしたかこぶん


2004年11月01日(月) 信じられないがもう11月だ
 年賀ハガキが発売し、新札が出回り、街に木枯らしが吹く、11月。ついでにいうと誕生日の月。今月末にはまたひとつ、取りたくもないが年を取る。
 今日は木枯らしというほどのこともなく、むしろ動き回ると暑いくらいの陽気だったが。一昨年の日記にも書いてるが、11月(霜月)というと思い出すのは『モチモチの木』だ。

 昨晩、遅くまで眠れなかったら、当然のごとく起きられず。2時間休暇にしよーかと思ったが、眠くてたまらづ。結局、午前中半日休暇。ああ、また貴重な有給が! 自分で自分の首しめてるんじゃねえよ、ったくもう。
 六時半頃まで、粛々と働く。

 荻窪ルミネの饂飩四國で、きつねうどんとイクラ丼のセット。セロリとタコのマヨネーズ和え。なんだか途中でお腹いっぱいになってしまう。イクラは「新物」と書いてあったが、そのへんで食べるイクラと変わりないというか、やっぱり、故郷のハラコとは雲泥の差だったのである(わかっているなら食べなきゃいいのだが、つい、イクラの文字には惹かれてしまう)。

 同じく、ルミネの書店、八重洲ブックセンターで、キャプテン・フューチャーの3巻を購入。楽しい。SFは精神の栄養と言うか、なんと豊穣で、なんと心なごませてくれることか。読まなくても死にはしない、と思いつつ、やはり、SFを読まないで生きてはいけないなあ、と思う、自分は骨の髄からSF者なのだった。

 整骨院。こないだ来たのは2週間近くも前、地震の日だった。日々、瞬く間に疾く過ぎてしまうことよ。満月を見たと思ったら、もう半分くらいに欠けた月が空にある。月が欠けてゆき、また満ちてゆくのを眺めるほどの心の余裕も、今の自分にはないようだ。
 さて、整骨院で、先生と世間話をしながら揉まれていたら、「いいものを見せてあげましょうか」と、野口英世の新千円札を見せてくれた。うわー。なんだか偽札っぽいというか、不思議な感じ。裏面がなにか殺風景で、ラクガキしたいようなスペースがあるのが気になる。なんだか、昔の五千円札とか、青っぽいところが(いまや「年寄り」でないと知りもしないだろう)五百円札みたいだなあ、と思ったりした。しばらくすれば市中にも出回るだろうけれど、発行当日には珍しく、いいもの見せていただきました。


かこぶんきのうあした
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