ぶつ草



中国・広州食いまくり紀 その2

 朝から観光地詰め込みで巡りました。


 まずは沙面散策。

 日本で言うところの横浜中華街にあたるような存在で、ここでは沢山の外国人大使の方が住んでおられた場所だそうです。

なので、この部分だけ、他の町並みとは異なって洋風です。

ここは中州になっていて、外からの侵入者を防ぐという意味では治安も良かったようです。



 次に六榕寺(ろくようじ)。 南北朝時代の禅宗の寺院だそうです。

6本のガジュマル(榕樹)の木が植えられていることからこの名前がついたとのこと。

境内の中央には少し傾いた八角形(だったはず)の塔があり、シンボルとされています。

まだ新年明けて2日目ということで、参拝者の数も多いです。

ここで中国式初詣を体験。

ポッキーをでかくしたような線香を買い、それを至る場所にある仏像の前に備えていくだけなのですが

その線香の数は3の倍数が良いそうです。偶数は良くないと。

大雄宝殿に安置されている大仏3体は向かって左から順に「過去・現在・未来」を司ると言われていて、3という数字はそこから来たのではないのかと思われます(聞いたんですけど、忘れたんですよ・・・)。

ここでは初日から気になっていた金色に輝き、風車がたくさんついている飾りを買いました。

日本で言うところの破魔矢にあたるそうです。


 次に訪れたのは陳氏書院。

清の時代に「陳」姓の人たちが寄って作ったと言われている学校。「陳」という名字の人のみが通うことを許されたものだそうです。

日本で言うところの「鈴木さん」ばっかりが居る学校だと。

その門構えはかなり立派でガイドさんによるとあらゆる彫り物がここに施されているそうです。(陶磁器・木・鉄・石・鋳物等々・・・ああ、これも忘れちゃったよ・・・)

中に入れば中国のにおいを漂わせる工芸品が沢山。それが普通に野ざらしで置かれていて「どうぞご自由に休憩してください」的なのがさすが中国と言うべきなのか何なのか。

普通こういうのって日本じゃ「撮影禁止」「触るな」っていうのが基本なのに、ほとんど触りたい放題、撮りたい放題。

さすが中国。大地がでかいだけでなく、心もでかい。

工芸資料館でもあるここでもやはり、極細羽毛を使った刺繍が展示されていました。

同じ場所には藁をつかった刺繍(貼り絵?)もありました。羽毛刺繍に負けないほど繊細です。



 その次には西漢南越王墓博物館へ。

ここで眠気のピークに。

なんかいろいろと古墳からの発掘物が展示されていたのしか覚えていませんーっ(^^;



 ここでブレイク、昼食です。

昨日に引き続き、広州三大酒家の「シ半渓(はんけい)酒家」にて飲茶を。

やっぱりサービスで頂いたオレンジジュースは炭酸が強くてなかなか飲めません。

同じ日本からの団体さんとおなじ部屋に割り振られていまいした。おじさんたちはすでにできあがっていたので話している言葉は

日本語なのかそうでないのか謎。

食べている途中でいわゆる「コピー商品」の証人さんがいらっしゃいました。

日本語が堪能だなぁ、という印象を。(それだけかい)



 その後は清平市場を散策。

正月ということもあってにぎわいには今ひとつ欠けますが、開いているみせだけでも十分すごいです。

ごくごくふつうに豚さんの顔や足が並べられていたり

鶏さんが小さいかごに何匹も押し詰められて重ね積みされていたり

大きい洗面器から逃げ出した蛇さんがいたり・・・



だあああああああああっ。(絶叫)



四本足で食べられないものは机と椅子だけだと言い切ったガイドさんの言葉が頭をよぎりました。


 夕食の前にちょっと一息。足ツボマッサージへと赴きます。

値段は70分で日本円にして3000円。

値段は証書歌会と思ったりもしましたが、よく考えれば日本だったら同じ値段で2.30分だよなーと思うと急にお得感が。

単純である。

薄暗い空間でまず洗面器に張られた黒い液体に足を浸すよう促されます。

何の効果があるのか分からないままでしたが、これが熱いんだ、湯が。

足を浸けている間は上半身をもみほぐしてもらいました。

そのあとはじっくり時間をかけて片足ずつマッサージを。ツボヒット率がかなり高かったのですが、さほど痛くなく。

サイドテーブルにはポンカンと熱々のウーロン茶(飲み放題)が。

これで3000円ってやっぱりお得やろ!

ジェルのようなものを塗り込みながらのマッサージだったので、終わった後はスベスベの足に。

やっぱりお得だ!



夜はやはり広州三大酒屋の「北園酒家」にて。

やっぱりひとつの建物の全フロアが一つの店とあっていろんな意味で活気がある場所。

ここで食前酒として紹興酒をいただいたのですが、ちいさなグラスに紹興酒と塩梅干しを入れると・・・



めっちゃ甘い!そして飲みやすい!(感激)



飲み過ぎました(反省)

料理は卵系がおいしかったです。でもやっぱり次から次へと皿がやってきて食べきれず・・・

でもおいしいので私にしては珍しく、ついつい箸がのびてしました。

 そんなこんなで広州の二日目が過ぎていきます。



2002年02月13日(水)




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