探偵さんの日常
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2005年07月11日(月) 正露丸

さて今日はどこの家庭にでもある「正露丸」は危険だ!というお話。


簡単に要約すると、軽い食中毒にかかった男性が正露丸を飲んで
様子をみているうちに、腹痛、発熱がひどくなり医者にかかると、
重度の腸炎との診断で、即、入院となってしまった。


検査をした結果、正露丸の粘膜腐食作用というものが
腸炎を悪化させていたようで、内視鏡で正露丸をとっただけで、
翌日には完治してしまったというもの。

正露丸の作用は、その毒性の発現用量で現れます。
すなわち腸管運動が神経毒によりマヒして下痢が止まり、
知覚神経が神経毒により解離して腹痛を感じなくします。
虫歯に詰めると痛みがなくなるのも同じ原理です。


もともと「正露丸」は「征露丸」といって、日露戦争に出向く兵隊さんに
「極寒の地でもお腹をマヒさせて戦え!」というドーピング剤だったらしい。
毎年のように、マヒ性イレウス・腸壊死・腎不全などで手術や透析に
いたる例など正露丸の例が報告されているが、CMでは全く
使用上の注意事項を知らされません。


医薬品集などで正露丸の主成分「クレオソート」を調べてみると、
「歯内にのみ使用し、口腔粘膜に付着した場合、腐食する場合が
あるので、ただちに洗い流すこと」 と記載されており、
服用などは論外のようです・・・

という記事が医師によって発表されている。


て、服用したらあかんのかい?
あれは飲むものだとおもってた・・・(爆)
どこの家庭でも気軽に安心して飲んでいた正露丸
これを読んだら「危険な正露丸の服用」になりそうや!


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