探偵さんの日常
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さて今日はどこの家庭にでもある「正露丸」は危険だ!というお話。
簡単に要約すると、軽い食中毒にかかった男性が正露丸を飲んで 様子をみているうちに、腹痛、発熱がひどくなり医者にかかると、 重度の腸炎との診断で、即、入院となってしまった。
検査をした結果、正露丸の粘膜腐食作用というものが 腸炎を悪化させていたようで、内視鏡で正露丸をとっただけで、 翌日には完治してしまったというもの。
正露丸の作用は、その毒性の発現用量で現れます。 すなわち腸管運動が神経毒によりマヒして下痢が止まり、 知覚神経が神経毒により解離して腹痛を感じなくします。 虫歯に詰めると痛みがなくなるのも同じ原理です。
もともと「正露丸」は「征露丸」といって、日露戦争に出向く兵隊さんに 「極寒の地でもお腹をマヒさせて戦え!」というドーピング剤だったらしい。 毎年のように、マヒ性イレウス・腸壊死・腎不全などで手術や透析に いたる例など正露丸の例が報告されているが、CMでは全く 使用上の注意事項を知らされません。
医薬品集などで正露丸の主成分「クレオソート」を調べてみると、 「歯内にのみ使用し、口腔粘膜に付着した場合、腐食する場合が あるので、ただちに洗い流すこと」 と記載されており、 服用などは論外のようです・・・
という記事が医師によって発表されている。
て、服用したらあかんのかい? あれは飲むものだとおもってた・・・(爆) どこの家庭でも気軽に安心して飲んでいた正露丸 これを読んだら「危険な正露丸の服用」になりそうや!
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