探偵さんの日常
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2005年07月08日(金) 探偵VS探偵

今日はちょっと長文なんでめんどくさい方は飛ばしてね(笑)

これは別れた女性から1年にも及ぶ嫌がらせを受けている
男性からの依頼で、その調査にに起こった出来事。

な、なんと嫌がらせの実行者である女性が、
僕等の身元を調べようとして他の探偵を雇い尾行させたのだ!

と、いうのも女性の嫌がらせを止めさせるため、
その男性と共に2人の話し合いの場に同席したのだ。
おそらく彼女が僕の存在を不気味に感じたのかもしれない。

そんなある日、何度目かの話し合いでも何の進展もなく、
状況は平行線で終了したままだった。
外へ出ると空は薄く暗くなっており家路を急いでいると、
普段は感じない妙な殺気を後ろに感じた。

「探偵という仕事柄、尾行することもそることながら、
逆に尾行されているのではないかという緊張感が常につきまとう」
気づかれないように後ろを確認すると、
先ほどの喫茶店を出る時に店内にいたスーツ姿の男性がいた。
彼は、常に一定の距離を保ちつつ、こちらの動きに合わせて
歩くスピードも変えているような感じがする。

この滅多にない機会に遊び半分、
彼がホントに尾行者なのか確認することにした。
まずは路地を右に曲がる。次の路地も右。
さらに、さらに右、右へと曲がる。
もう、みなさんお気づきですよね!

右へ曲がり続けることによって当然元の場所に戻ってきたのです。
すると、なんとその尾行者はそのままついてくるではないか!
今度は試しに駅前の喫茶店に入ることにする。
コーヒーを飲みながら外の様子をうかがうと、
落ち着かない姿のさきほどの男がウロウロしてる(笑)
さて、次はどんな動きをしてやろうか!と考えていると、
かぐ向かいの雑居ビルが目に入った。

それで、素早くそのビルに入り、適当な場所を探し身を隠した。
すると案の定、男は慌てた様子でビルの中へ入ってきました(笑)
しばらく思案した後、男はエレベーターの乗りこんだ。
それを見届けるかのように僕はビルを出る!
とーぜん、男は尾行してくる気配などない!

しかーし、ここで油断してはいけないのである。
なぜなら普通探偵が尾行する時、1人ではなく複数でやる場合が多い。
そこで、一計を案じることにして目指すは駅のトイレ!
トイレに入った瞬間、回れ右をして外に出る!
その時である。トイレに向かっていた数人のうちの1人の男が、
一瞬であるが立ち尽くすのを見逃しはしなかった!

さらに、その男とすれ違った後、わざわざ一番遠いホームへ向かう。
当然のことながら、その男も同じホームへのこのこやってきた。
念のためホームの端から端までブラブラ歩いてみると、
男は一定の間隔をあけながらついてきて、
僕の斜め後方でソワソワしながら辺りをキョロキョロしている。
どーみても、態度が不自然なのである(笑)

やっぱり、こいつがもう1人の尾行者であった!
それが分かった以上もう遊んでなんかいられないので、
電車が入ってくるのを確認してから、こちらからその男に近づき、
すれ違いざまに「尾行ご苦労様です」と言い残し、
素早く電車に飛び乗ってやった。

案の定そいつは尾行してくる勇気などなく、
その場に立ち尽くしていた(笑)

その瞬間、なんとなく勝ち誇った気分になったぞ(笑)

長々と読んでいただき感謝です!


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