探偵さんの日常
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誰でもそうなんですが,読者のみなさんも「探偵」なんて縁のない人たちだわ! と考えている人が多いと思いますが,実際に調査を依頼してくる人のほとんどの 人が「まさか,自分が探偵さんに依頼するとは夢にも思わなかった」と言います。
そう,人間生きていく上で,どこで災難が降りかかってくるか分からないのです。
現在日本には約2000以上の探偵社があり,ペット探し,盗聴発見業者も 含めて,調査業に従事している探偵は10万人とも言われています。 だが,その全貌は誰にもつかめていません。何故なら,探偵になるのに国家資格 もなければ,届け出も不要(一部地域は必要)で,誰でも開業できるからです。 本人が今日から「探偵です」と名乗れば,経験がゼロでもその人は探偵と いうことになってしまう。日本の「探偵」はまだまだ怪しい存在なのです。
しかし,本家本元のアメリカではそういうわけにはいかない。 まず,探偵には国家資格が必要になる。しかも,3年以上の実務経験が なければ試験は受けられないし,突破するのも難関といわれている。 その後州の審査をパスして初めて登録でき「探偵」となるのだ。
その後の特典?は銃の携帯や犯罪調査のための官民協力が許可されているため 警察に準ずる存在として,社会的なステータスも高い。 戸籍の閲覧や金融関連の調査などでは優遇措置が施されいてるし, 警察の応援要請を受けて動くこともある。
しかし,それなのに調査料金は日本の約三分の一。そのうえ成功報酬制。 こんなに安いのは探偵がポピュラーで,マスコミに頻繁に取り上げられる 存在であるため,宣伝費がかからないからである。
日本では,ほとんどの依頼者が電話帳広告を頼りに探偵を見つける。 電話帳の広告料金は高額なので,その支払いのために調査料金が上がる。
調査面では,調査の行程を秘密にして,実際には何もせず, 後で高い料金を請求する探偵社が巷にあふれている。
ほとんどの探偵社はマンションの一室を借り2〜3人で営業している。 それでも,腕がいいところはたくさんある。規模の大小はそんなに問題ではない。
次回は,あなたが,もし,依頼するとするならば,どんなトコがいいの?
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