いぬの日記
目次|前|次
と、とうとう一月以上も日記更新しませんでした。 うわー。 何したっけ、この日。
手帳を頼りに確認したところ、映画見たらしい。 あ、覚えてる覚えてる。
昼間は多分舞研の練習に行きました。 今月はサークルでいっぱいいっぱいだったのです。
本日の映画 「ブラス!(Brass)」(1996.イギリス) 「独りで映画鑑賞会」ではありませんでした!ぱちぱち。 ちょうど、夜中の1時くらいに「MATRIX」を見終わってめちゃめちゃハイになっていたうさこ。さんを運良く捕まえて、実質翌日の鑑賞会。 次の日授業なのにね。 これはもう、深層心理では1限のYJの授業は切ってるね。
閉鎖寸前の炭鉱町と、その町の伝統あるブラスバンドが舞台の話。 全てをあきらめ、投げやりになりつつも音楽への情熱だけは失わない人々。 明るくて軽快な話を想像していましたが、結構ヘビィな題材の話でした。 でも、随所に散らばるユーモアと人間味にずいぶん救われました。
なんかねえ、自分のあまりの知識のなさのせいもあって、初めは状況がいまいち飲み込めなかったのです。 炭鉱閉鎖の話も、状況説明なしだし。 (そのくらい知ってろよ、という突っ込みは自分でしました) 英国の町のブラスバンドがどれほど地域に密着してるのかもぴんとこなかったし。 でも、出てくるキャラクターが皆まじめでおかしみがあって、好感が持てました。 おじさんたちばかりなんですが、いいキャラでした。 指揮者の結構年のおじさんが格好よかった。 彼は楽団に命をかけていて、日常生活でもブラスバンドの制服を着ているのです。 前半の活力あふれる彼と、後半病気で弱ってしまった彼は、本当に年齢まで違って見えました。 役者さん上手いなあ・・・。
あ、ヒロインと恋に落ちる若い男はいまいちでした! おっまえ、好意を持ってそういうことになっちゃった女の人に対してそれはないだろう、それでも男か、庇うくらいしろ!と上映中うさこ。さんと二人で罵りまくってしまった。 なまじ頭が良くて、状況が正確に見えてしまっている人なので、余計に自分で動こうとしないのが気に食わなかったのです。
いい映画だけど小作り、という印象でした。 いろんな人間とそれを取り巻く状況を描いきつつ、大会に向けて収束、という展開だったんだけど、ちょっとふくらみすぎて散漫な感じもしました。 多分、私がなかなか状況を把握し切れなかったことに関係しているんだと思うけど。 1980年代の英国の事情をあらかじめ常識として知っていれば、もっと楽しめたと思う。 けど、音楽はすごい良かった。 ブラスバンドって行進曲とかのイメージが強かったけど、格好良い。 日本では競馬でお馴染みのあの曲も演奏してたけど、良かった。 ブラスバンド音楽は聞いてて元気が出ます。
|