新しい操作を説明するときに、どこまで詳しく言うべきか。教える側は、そこまで細かいことを言わなくても理解してくれるだろうと、ついつい思ってしまうもの。教わる側は、講師の言われたとおりに操作をしているはずなのに、「先生、そうならないけど・・・」ということもよくあるわけで・・・。
エクセルの列幅変更の説明をしているときのこと。 その1 C列の幅を変えたいときは、CとDの間にマウスを合わせて、幅を変えるマウスの形になったら変えたい方向にドラッグするよ。 (問題なし) その2 列の中で一番長い文字の幅に自動に調節するときは、幅を変える形になっているのを確認して、ダブルクリックしてね。 (問題なし) その3 シートのすべてを、それぞれの列の文字幅に調節するときは、全セル選択ボタンを押して、どこでもいいからダブルクリックしてみて。 (数名の方が、先生、何にも変わらないよ、とおっしゃる)
どれどれ。「もう1回、やってみて」と、操作をしていただくと・・・。全セル選択ボタンを押すところまでは問題なし。続いて、ダブルクリックするのだけれど、マウスポインタが幅を変える形になっていない! 「どこでもいいからダブルクリックして」と説明したのが原因のよう。 再度、説明しなおし。「どこでもいいと言ってもね、ホントにどこでもいいわけじゃなくって、幅を変える形になってなきゃだめだからね」と。
|