ホームページビルダーと格闘中のMさん。60歳を超えていらっしゃるけれど、とてもパワフル。 パソコンも長くお勉強されたそうで、フォルダの操作などもばっちり。しかし、どうにもホームページビルダーがよくわからないとお嘆きです。
自分なりに持てる知識を総動員して取り組んでも、ホームページ(というよりもHTML)の考え方は独特の世界で、さっぱりうまくいかない、というのは誰もが経験すること。 私も初めのころはとんでもない作り方をしていたものだ(今でもたいした変わりはないけれど)。
Mさんのお話を伺うに、「こりゃあ、サイトのことがよく理解できていないな」とすぐにわかりました。 ホームページビルダーを使うということは、ホームページビルダーの約束事を守らなければなりません。約束事を守っておけば、そう悩まずにページは出来上がります。
とにもかくにもサイトを作らなければなりません。サイト、site、敷地、組織というような意味です。ホームページ全体の入れ物のようなもの。サイトを作成しておけば、HTMLのページはこのフォルダ、画像はこのフォルダと自動的に振り分けて保存してくれます。リンクさせるときも悩まなくても大丈夫。
いったんサイトを作成したのであれば、2回目からは、まずはサイトを開いてから目的のページを開く、または新規に作成という作業手順になります。この約束事だけ守れば、そう悩まなくてもよいわけです。
そうはいっても、HTMLは本来、文字だけのファイルで、画像を貼り付けたとしても、どこそこの場所にある画像をここに埋め込むというおまじないの言葉が実際は書かれているだけです。そのどこそこの場所(フォルダ)が、あっちに移動したり、こっちに移動したりすると、たちまち画像に×印がついてしまいます。 これがWordだと、いったん貼り付けた画像は常にそのページに存在しているわけですが、ホームページの場合は、ここが大きく考え方の違うところ。 この「違い」に気づけば、理解は進むわけですが・・・。
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