こんなこと・あんなこと

2003年02月24日(月) 日本語オン・オフ

「日本語のオン・オフ」という言葉に敏感に反応してくださる方は、センスがいい! 逆に、反応してくださらない方、その重要性がわかっていらっしゃらない方の場合、パソコンを上手に使いこなすのはかなりしんどいものがあります。そこをいかに上手に導くかが我々に要求されていることでもあるわけですが。

とある団体さんのホームページ作成の講習会。ホームページビルダーというソフトを使って、というものなのですが、まずは皆さんのレベルチェックもかね、メモ帳で簡単な入力練習。
「日本語の部分以外はすべて日本語オフ(半角)で入力してください」という指示とともに、次のような例文を打っていただきました。

<HTML>
<BODY>
ようこそ
<FONT size=”5” color=”#ff0000”>私のホームページへ
<FONT>
</BODY>
</HTML>

思いっきり全角で打っている人、数名、FONTがFRONTになっている人、数名……。

上の例でいえば、実際に画面に表示されてくるのは「ようこそ私のホームページへ」という文章だけで、そのほかの< >で囲まれた部分は、ホームページを表示させる上で必要となるタグと呼ばれるものです。いちいちタグを書かなくてもいいように、ホームページビルダーのようなソフトがあるわけです。しかし、日本語オン・オフがあやふやのままでは、幾ら賢いソフトを使ってもうまくいきません。

世の中のコンピュータは日本語が標準ではなく、標準は英語。標準が英語であるものに、たまたま日本語が必要なときには、日本語機能を付け加えて使う、というように考えていただければよいのですが……。ますます難しい説明になってしまったでしょうか……。


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Hiroko Watanabe [MAIL] [HOMEPAGE]

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