朝、目を覚ますと淡いあおの空。温かい毛布から顔を出す、冷たい空気と、新鮮な青。ついうれしくなってしまう。どんなにねむくても、こんなに会社にいきたくなくても。春の朝、やさしくあいまいな空についほころんでしまう。朝として正しい空。それを私はとても美しいとおもう。往々にして、正しいものはたいてい美しい。とてもかなわない。私はあこがれている。