今朝会社に向かう南の空は 春らしい淡いあおいろで、 フロントガラスが凍り付いていて 遅刻寸前だったなんてことも忘れてうれしい気持ちになりました。
今は冷たいストレスの塊です。 派遣元の上司にますます不信感を持ってしまったり、 いままでお世話になっていた派遣先の上司にやめること黙っていたり。 やめたい本当の理由の大半は、 決して言うことが出来ないだろう。 本人たちは、ちっとも悪気はないのだから。
しょうがない、しょうがない。 でも、という言葉を飲み込んで、 いつも自分に言い聞かせる。
明日は、 良くしてくれていた派遣先の上司にやめることを伝えなければならない日です とても気が重い。 私の事を本当に好きでいてくれたし、 親切にしてくれた助けてくれたかばってくれた。 私はそれにものすごく救われていた。 仕事以外のことで落ち込んでは目を腫らして出社しても、 夜遅くまで友人と楽しく飲んで寝不足になっていても、 きちんと仕事をこなしていれば、見逃してもくれた。 そんな彼に私のやめたい理由のいくつかを知られる訳にはいかない。 傷つけるつもりはないんです。
明日には事業も一段落し、 上司たちが事務所へ戻ってきます。 やめる事を伝えれば、かえってくるであろう質問を予習して、 模範解答を探しては行き詰まり、 パソコンの壁紙とスクリーンセーバーを海にかえて、 ふと静まると部屋にこだまする波の音。 せつなくなって同僚と顔を見合わせ、 お茶でもしようか、と声を掛け合う。 そんな一日でした。
旅行にいきたい。 行き詰まった現状をいったん全部うっちゃて、 どこか遠くにいってしまいたい。 できないからこそ、切実にそう思う。
しょうがない、しょうがない。
わかっているけど認めたくない。 わかっているから信じたくない。 理解すればこそ、 本当はそうではないと信じたい。
嘘だとわかっていてなお。
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