今日、久しぶりに会社の屋上に出ました。 うちの会社ったら普段人が入らないところは 本当に手入れをしないんだから! おかげで屋上に向かう階段には 虫の死骸やら蜘蛛の巣、 3本足の破れたソファーや製図台が 私の前方を遮ってる。 まさに現代の秘境ってカンジ。 もちろん空気もどんより黴臭い。 そこをなんとかあがっていって、 胸上のちいさな窓のから (屋上に続く扉は鍵をさしても開かない) えいっと飛びついて窓枠を掴み、 やっと屋上にたどり着くのです。 そこへ行ったのはもちろん仕事のためだけど (風や酸性雨その他自然環境の適合調査?) 素晴らしかったのは夕日でした。 冬特有の青く淡い夕方が、 静かに冷えていく街並みを包んでいく。 陽は薄い黄色から桃色へと色を移し、 ゆっくりと紺色にかわっていく。
色や味、匂いって 伝えるのがとてもむつかしい。 だけどここからはじめたい。 いろんなことうまくできない私。 最初から失敗して泣きそうになる。 だけど決して手は抜かないから。
家に帰る途中、 おおきなマンションの前を通りました。 あちらこちらの窓から 暖かいオレンジ色のあかりが漏れていました
いい一日でした。
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