今日、とうとう前の日記を抹消した。 全て保存して、切ない気持ちでボタンをクリックした。 ズルズルと引きずっていた想いを断ち切る為に、此処で書くことにしたのだから。 その物語の最後は、「排除する」と言う言葉で締め括られた。 そんな言葉を彼女に使わせてしまった自分が情けなかった。 人の痛みが分かる人だったので、それだけに心が痛んだ。 そこまで追い込んでしまう前に、何故気付かなかったのか。 思いやりだとか、優しさだとか、全てのモノが自分には足りない。 自分のエゴで友達にしてもらったのに、苦しめただけだった。 今迄は、自分から別れる事が多かった。 我慢して、耐えられなくなってから告げる別れ。 それ故に相手が全て悪いと思って何も感じなかった。 だから自分が別れを告げられれば、自分が全て悪いのだ。 だからと言って、こんな思いは二度としたくない。 そして誰にもさせたくない。 彼女の後に好きになった人。 別に寂しくて好きになったワケじゃない。 ちゃんと向き合っていた。 その恋は実らなかったけど、いい想い出になった。 何も思い出す事が無い人よりは、それだけで幸せなのだ。 この命尽きる時、何から思い出していいのか迷う数の想い出に、包まれて逝きたい。 ...
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