メタモルフォーゼ...葬月

抹消 - 2004年03月23日(火)

今日、とうとう前の日記を抹消した。


全て保存して、切ない気持ちでボタンをクリックした。


ズルズルと引きずっていた想いを断ち切る為に、此処で書くことにしたのだから。


その物語の最後は、「排除する」と言う言葉で締め括られた。


そんな言葉を彼女に使わせてしまった自分が情けなかった。


人の痛みが分かる人だったので、それだけに心が痛んだ。


そこまで追い込んでしまう前に、何故気付かなかったのか。


思いやりだとか、優しさだとか、全てのモノが自分には足りない。


自分のエゴで友達にしてもらったのに、苦しめただけだった。








今迄は、自分から別れる事が多かった。


我慢して、耐えられなくなってから告げる別れ。


それ故に相手が全て悪いと思って何も感じなかった。


だから自分が別れを告げられれば、自分が全て悪いのだ。


だからと言って、こんな思いは二度としたくない。


そして誰にもさせたくない。








彼女の後に好きになった人。


別に寂しくて好きになったワケじゃない。


ちゃんと向き合っていた。


その恋は実らなかったけど、いい想い出になった。


何も思い出す事が無い人よりは、それだけで幸せなのだ。


この命尽きる時、何から思い出していいのか迷う数の想い出に、包まれて逝きたい。

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