遊戯王ゴーラッシュ感想とか雑文とか(遊戯王の謎)
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2002年03月29日(金) モクバを語ってみる

100話のアニメをお風呂の中で思い返していると、「なんだかなぁ〜」という気持ちが浮かぶんだよね。


感想からの抜き書き

    「あの時、兄サマがあいつに、剛三郎に勝たなければ、兄サマの顔から笑顔が消えるコトもなかったはず」
    「待て、モクバ!」
    「今からでも過去を変えられるなら、オレは昔の笑顔の似合う兄サマでいて欲しいんだ」
    「冷静になれ、モクバ」

ほんとにモクバはこんなコト言ったかなぁ〜と思い、原作を見てみたら…


原作からの抜き書き(第5巻)
    「あの日…イカサマゲームなんかやらなければ…兄サマは昔の兄サマのままでオレのそばにいてくれたかも知れないのに…
    笑顔を忘れることもなく…」

ちょっと誇張して書いてあるけど、原作の味付けはバッチリ残ってますねぇ。
まぁ、DEATH−Tの頃の社長と今の社長を同列に置くのは無理があるけどさ。

モクバのことは好き。「だぜぃ」はお気に入りの言葉。
でも、今回の話を見て、ふっか〜いところで、「お前は…(`´)」と腹をたててるんだよねぇ。

瀬人さんが剛三郎と会ったことで笑顔が消えた…。
剛三郎の仕打ちによって笑顔を失った…。
だから、過去に戻ることが出来るなら、養子の話はなかったことにしたいと願ってる。

モクバの言いたいことはそういうコトなんだろうな。
単純に言い換えると、「笑顔のない今の兄サマは、本当の兄サマじゃない」

なら、聞きたい。本当の兄サマってなんだ?

私の知ってる瀬人さんは、笑ったり、怒ったり、喜怒哀楽の頂点を極めた振る舞いで、人間的な感情が壊れているようには見えないし、本人も自分の感情がイカレているなんて思ってない。
でも、モクバは違う。
この温度差ってなにかなぁ…と思うと、「昔のような笑顔で笑いかけてもらえない自分が可哀想」っていう気持ちがあるんじゃないかなって気がついた。
そしてそのことにいつも不満を持っている。


子供はね、自分のことが最優先でしょ、いつも。
「甘える、話を聞いてもらう、いつも一緒に…」、そんなことがとっても重要なんだよね。

瀬人さんはそれに答えているつもりでも、モクバには伝わってない。
というか、モクバにはわかろうとしない頑固さがあるよね。
この意固地なところが私をいらだたせるんだけどさ。

でも、それゆえに兄サマに対して遠慮が生まれちゃんだろうな。
ジェラルミンケースを持ったりさ。すこしでも兄サマの役にたって認めてもらいたいとか思ってがんばっちゃう…。


はぁ、なんか書いてて、よけいモクバが可愛くなっちゃったよ。
馬鹿な子ほど、可愛いって…本当だねぇ。

社長もモクバが可愛くて仕方ないだろうなぁ。

原作では遊戯たちにこのセリフを言うのに、アニメじゃ本人の目の前で言うんだもんねぇ…。
「冷静になれ」って変なセリフだけど、あまりの照れくささについ口から出てしまったと思うと、それはそれで味わい深くなるなぁ。

兄サマだって寂しい時もあると思うよ。
それを癒しているのがキミの存在なんだから、あんまり無理を言って兄サマを困らせないように…。


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