昼下がり、我が家のチャイムが鳴った。
『何じゃろう？』
と思うたうち。

月の終わり位じゃったら、新聞の集金ちゅう事も
考えられるんじゃけどそがな時期じゃない。
そうなると何かの勧誘である可能性が高いわけで。
『出るのやめるかの？』
と思うたけど、郵便局や宅配便の配達の可能性もあったけぇ
出てみる事に。
（こういう時にインターホンがあると便利じゃと思うけど
　築40年の社宅に望むのは無理があるかの。）

出てみたら
「□□□□です。漏電の検査に参りました。」
と言われたうち。
普通そういう事があるんなら、1週間か2週間前に
お知らせが回ってくるはずなんじゃけど、
そがなもんは見た記憶は無いうち。
『そがな事、聞いてないんじゃけど・・・。』
ちゅう感じの顔をするうちに
「○○○○の方からお知らせはいってませんでしたか？」
と言われたもの、お知らせを聞いた覚えは全く無いけぇ
「聞いて無いですね。」
と答えるしか無い状況。

「良かったら、中に入らせて頂いて・・・。」
と言うてくるんじゃけど、お知らせを知らんけぇ
“家の中に入れてええもんかどうなんか”
悩むうち。
外でも作業は出来るとはらしいけぇ、断ってもえかったんじゃけど
（中でやるより精度は低いと思うんじゃけどの。）
去年の同じ時期に同じ検査があったのは覚えちょったし、
築40年の我が家、何があってもおかしくは無いけぇ
『見て貰っちょった方がええよの。』
そう思うたけぇ、中に入って貰う事に。


・・・とはいえ、不安もあったけぇその人が中にいる間ずっと
手に携帯を持っちょったけど、何か？
（そこまでやるなら中に入れるなよと突っ込まれそうじゃの。）

数分後、無事検査は終わり
うちの変な心配は杞憂に終わったんじゃ。


『それにしても、いつお知らせされたんじゃろう？
　回覧板も回ってきてなかったしの・・・』
（↑今回、一番の謎）

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