朝、ふとんから起きようとした時の事。

ふと旦那さまの寝顔が目に入ったうち。
『最初の頃はこの寝顔を見て
　ドキドキしよったんよの（苦笑）』
と思いつつ顔を見つめちょったら
旦那さまが目を覚ました。

「どしたんね？」
と聞かれたけぇ、
「何でもないで。」
と返事をしてさらに旦那さまの顔を見つめよったら、
嫌な顔をしたんよ。ほいじゃけぇ、
「何ねぇ〜、見つめちゃいけんのんね？」
と聞いてみたら
「何かくすぐられそうな気がして・・・」
と言うけぇ、
「そがに言うなら期待に応えて
　くすぐってあげようか？」
と言うたら逃げられた。
くすぐったがりの旦那さまにとっては
くすぐられるちゅう事は殺気に近いもんがあるけぇ、
それも当然といえば当然の事なんじゃけどの。


それにしても、初めの頃は
“見つめる＝ドキドキ”じゃったはず、
それが今となっては
“見つめる＝くすぐられる”ちゅう事になっちょるわけで。



『どっちもドキドキなんじゃけど、
　何か悲しいもんがあるの・・・。』
と思いつつ、布団から出たうちだったんじゃ。

---

2004年11月02日(火)　不用品
2003年11月02日(日)　移転作業