LORANの日記
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2007年09月23日(日) マリンスノウ


マリンスノウは、「明治製菓アーモンドチョコレート」用のスキマ

スイッチ(作詞・作曲:大橋卓弥 / 常田真太郎)の歌だそうです。


そんなこととはまったく知らず、大海のプランクトンの死骸を思って

いました。


今年1月24日〜28日、宮古島へ行きました。

大きな空と輝く海原、数時間で一周してしまう小島でした。


長い橋が北と南にあり、特に南の海の青さに驚嘆しました。

翌日には、宮古島博物館へ行きました。


そこで「サバニ」と呼ばれる小船を、見せていただきました。

質問に答えてくれた年配の方に、ぶしつけな質問をしました。

淡々と答えた内容に驚きました。


昔は豊かな島だったこと。

薩摩藩に命じられて、お金を稼ぐことになったこと。

戦後はマラリアに罹って、数多くの死亡者が出たこと。

子供たちは学校へも行けず、悲惨な境遇に耐えたこと。

今も航空機会社の円高の影響で、折角造った訓練施設が閉鎖に

なりそうだということでした。


この話を思い出しました。

いつの世も、底辺で生きる人は苦しみに耐えています。

元々は、とても豊かな島でした。

商品市場に組み入れられて、悲劇が始まりました。


「マリンスノウ」は、プランクトンの死骸です。

深い海に、休むことなく降り続きます。

いつか、降り続く「マリンスノウ」に終わりはないのでしょうか?

人が人を支配する日が、終わることは無いのでしょうか?





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