LORANの日記
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2007年06月07日(木) 平等と公平??


自由、平等、公平は、民主主義の根幹です。

憲法の基本的人権で保障されています。


もし、貧富の差があれば、本人の努力が足りないことになります。

すべての人は、平等にチャンスを与えられているからです。

すべての国民は、健康で文化的な生活を保障されています。

政治は一片の曇りも無く、快晴の秋空のように澄み切っているはずです。

国民は、このように教えられています。



しかし、現実はそうではないようです。

政治家の殆どが、利権の代表者であり、選挙資金や運動を団体に

依存しています。


団体の要請に従って、様々な法律を議員立法で成立させています。

離島や僻地医療が、医師の不足で問題になっていますが、海外の

医師免許を持った資格者を、締め出しているのが医師会です。


以前、医療の国際シンポジュウムが東京で開催され、欧米の心臓

手術の権威が指導にあたりました。

権威の医師がメスを使ったことが、医師法に違反すると検挙され

たことは、記憶に新しいです。


自動車運転免許は申請により有効になりますが、海外医師免許は

相変わらず医師会の縄張り意識で、無効にされています。


沖縄県では、医師不足が深刻化しています。

高齢化が進み、医師なしでは不安です。

沖縄の医科大学の卒業生は本土へ行ってしまいます。

医師不足に対応するために、戦争中に医師の助手をしていた経験者

を医師として認定してきましたが、80歳を超えてしまいました。


すべての人が平等なこの国で、医療の手が届かないのは不思議です。

戦争中は戦場になり、永く本土復帰から遠ざけられ、いまは医療の

不安です。


医師会の献金で政治家になっている人々には、この苦しみは分から

ないのでしょう。


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