LORANの日記
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自由、平等、公平は、民主主義の根幹です。
憲法の基本的人権で保障されています。
もし、貧富の差があれば、本人の努力が足りないことになります。
すべての人は、平等にチャンスを与えられているからです。
すべての国民は、健康で文化的な生活を保障されています。
政治は一片の曇りも無く、快晴の秋空のように澄み切っているはずです。
国民は、このように教えられています。
しかし、現実はそうではないようです。
政治家の殆どが、利権の代表者であり、選挙資金や運動を団体に
依存しています。
団体の要請に従って、様々な法律を議員立法で成立させています。
離島や僻地医療が、医師の不足で問題になっていますが、海外の
医師免許を持った資格者を、締め出しているのが医師会です。
以前、医療の国際シンポジュウムが東京で開催され、欧米の心臓
手術の権威が指導にあたりました。
権威の医師がメスを使ったことが、医師法に違反すると検挙され
たことは、記憶に新しいです。
自動車運転免許は申請により有効になりますが、海外医師免許は
相変わらず医師会の縄張り意識で、無効にされています。
沖縄県では、医師不足が深刻化しています。
高齢化が進み、医師なしでは不安です。
沖縄の医科大学の卒業生は本土へ行ってしまいます。
医師不足に対応するために、戦争中に医師の助手をしていた経験者
を医師として認定してきましたが、80歳を超えてしまいました。
すべての人が平等なこの国で、医療の手が届かないのは不思議です。
戦争中は戦場になり、永く本土復帰から遠ざけられ、いまは医療の
不安です。
医師会の献金で政治家になっている人々には、この苦しみは分から
ないのでしょう。
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