LORANの日記
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2007年04月26日(木) 今朝は霧でした。





ここ九十九里海岸は、犬吠埼沖で南下する冷たい海流と、本州南岸

を東進する暖かい海流が混じり合います。

それで、湿度が高い梅雨に近づくにつれて、霧がでやすくなります。

今朝は、起きると深い霧でした。

100m先の交通信号機のランプもよく見えません。

大型トレーラーが赤信号に気づいて、急ブレーキをかけました。


浜辺はとても神秘的です。

灰白色の霧で、まったくのモノトーンです。

浜辺と海と空が同じ色に見えます。

波だけが波頭を白く見せながら寄せてきます。

ゴーゴーと海鳴りが、絶え間なく響き渡っています。


毎朝通る道の海岸に「高村千恵子の碑」があります。

昭和9年に実妹がこの付近に住んでいて、そこで8ヶ月間療養して

いたそうです。

浜辺で千鳥と遊んだそうですが、今朝も波打ち際に千鳥の群れが

来ていました。

いまも昔も、大自然の営みは変わらないようです。

しかし、そこにいた人は今は無く、いまいる人もまた去っていきます。


目の前の現実に夢中の人も、そうでない人も、同じ川を流れる人です。

どうせ流れるのなら、流れに身を任せて、楽しんで流れたいものです。



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