LORANの日記
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アメリカ・バージニア州西部、バージニア工科大学での銃乱射事件で
32人もの犠牲者が出るという痛ましい事件が報道されました。
犯人の韓国人学生の自殺という最悪の結果の事件ですが、どのような
事件や事故にも、幾つかの複合原因があります。
銃の所有が容易であるばかりでなく、白人優位世界における有色人種
同士の対立や、その背後にある所得格差など、枚挙に暇がありません。
これらの原因の根を見ると、白人先進国の半世紀にわたる横暴があります。
世界史を見れば、一目で白人の歴史は戦争の歴史であることが分かります。
彼らは8世紀頃から、ノルウェー、デンマーク、スェーデンからバイキング
となって南下し、ヨーロッパの海岸から侵略を始めました。
彼らの後裔国家はイギリス、フランス、イタリア、ロシアなどを中心に広く
全ヨーロッパに拡がっています。
その後、イギリスを中心にアメリカ移民が始まり、アメリカ合衆国が建国
されました。
彼らが目指したものは、バイキングの本質である略奪でした。
先住民を絶滅させて、奪えるものを奪いつくす歴史が世界中にあります。
今回の事件でやりきれない思いをするのは、犯人の学生も犠牲者だったことです。
彼が白人社会の矛盾に気づいて、他の国へ移住する選択をしてくれていたらと
思わずにはいられません。
この世界は物質世界であり、食料もエネルギーも有限です。
これらを手に入れるためには、競争に勝たなければなりません。
勝者がいれば、敗者がいるのは当然です。
敗者が希望や夢を失えば、自暴自棄になることも理解できます。
このようなパターンは、20世紀で終わったのではなかったでしょうか?
モノやオカネが支配する世界を、1日も早く終わらせなければなりません。
それができなければ、このような悲劇は繰り返されるでしょう。
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