LORANの日記
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2007年04月18日(水) 複合原因



アメリカ・バージニア州西部、バージニア工科大学での銃乱射事件で

32人もの犠牲者が出るという痛ましい事件が報道されました。


犯人の韓国人学生の自殺という最悪の結果の事件ですが、どのような

事件や事故にも、幾つかの複合原因があります。


銃の所有が容易であるばかりでなく、白人優位世界における有色人種

同士の対立や、その背後にある所得格差など、枚挙に暇がありません。


これらの原因の根を見ると、白人先進国の半世紀にわたる横暴があります。

世界史を見れば、一目で白人の歴史は戦争の歴史であることが分かります。


彼らは8世紀頃から、ノルウェー、デンマーク、スェーデンからバイキング

となって南下し、ヨーロッパの海岸から侵略を始めました。


彼らの後裔国家はイギリス、フランス、イタリア、ロシアなどを中心に広く

全ヨーロッパに拡がっています。


その後、イギリスを中心にアメリカ移民が始まり、アメリカ合衆国が建国

されました。


彼らが目指したものは、バイキングの本質である略奪でした。

先住民を絶滅させて、奪えるものを奪いつくす歴史が世界中にあります。


今回の事件でやりきれない思いをするのは、犯人の学生も犠牲者だったことです。

彼が白人社会の矛盾に気づいて、他の国へ移住する選択をしてくれていたらと

思わずにはいられません。


この世界は物質世界であり、食料もエネルギーも有限です。

これらを手に入れるためには、競争に勝たなければなりません。


勝者がいれば、敗者がいるのは当然です。

敗者が希望や夢を失えば、自暴自棄になることも理解できます。


このようなパターンは、20世紀で終わったのではなかったでしょうか?

モノやオカネが支配する世界を、1日も早く終わらせなければなりません。


それができなければ、このような悲劇は繰り返されるでしょう。


LORAN |MAILHomePage

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