LORANの日記
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2007年04月01日(日) 精神世界と宗教


精神世界と宗教は同じでしょうか?

同じではないと思います。


しかし、同じスタンスではないかと思われる人が多いのです。

これでは、宗教を精神世界と言い代えているだけでしょう。


本来は「物心二元論」の見えない世界のことでした。


1960年にヴェトナム戦争が始まりました。

日本でも学生運動が盛んになり、「べ平連」が活躍しました。


アメリカで1960年代にニューウェーブ運動やヒッピーなどの

反体制的な活動が盛んになったことは必然だったのでしょう。


戦争に反対し、既成の体制や文化、宗教に反発して始められました。

定職を持たず、家に帰らず、スーツなどを着ないで、公園や街角で

反社会的な歌や反戦の歌を歌いました。


このような流れの中から、精神世界が始まりました。

1980年ごろからだろうと思います。


最初は、UFO,チャネリング、超常現象、オカルト的なものが多く

ありました。


1990年代に入ると、運動は一気に加速されてきました。

本屋さんには精神世界というコーナーが設けられました。


イギリスのフィンドホーンの活動が紹介されると、日本人も参加しました。

1980〜1990年のインドのオショーと呼ばれる神秘家の運動には、

多くの日本人が参加しました。その後に多大な影響を残しました。


このようにして発展してきた精神世界は、既成の組織、文化、宗教を批判

し、距離を置いてきました。


最近、すぴこん=スピリチュアル・コンヴェンション(精神世界展示会)

などの展示会へ参加すると、この区別が無くてビックリします。


僧侶が袈裟を着て祭壇を設えて読経をしていたり、巫女さんがお祓いを

して神社のお札を置いた祭壇を会場へ祀って灯明を灯したりしています。


これらは純然たる特定の宗教活動ですから、一般の人が集まる会場では

避けなければなりません。


無知ほど強いものはないといいますが、呆れて言葉もありません。




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