LORANの日記
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| 2004年09月08日(水) |
エンド・オブ・サマー |
オハイオの田舎で農業を営む家庭の12歳の少年、ニックに突然起こった事件。 大好きな父親が交通事故で亡くなり、同乗していた母親は昏睡状態。 半年が経っても母親は目覚めず、彼の心の傷は癒せません。 父親の妹、ジャスティンが家に来て面倒を見てくれています。 この叔母との友情の芽生え。少年の心の微妙な変化。
多感な少年には重過ぎる環境の変化。 今まで信じてきたことが根底から無くなる恐怖。
私は26歳のとき、両親を飛行機事故で亡くしました。 大地が一瞬に無くなったような感覚になりました。 26歳の大人でさえ、そのショックから立ち直るのに時間を要しました。 ましてや12歳の少年にとって、今までのすべてを失うに等しいことを受け入れる ことは、不可能に近いでしょう。
どうしたらこの受け入れられない事実を受け入れることができるかを、この著者は 記しています。
21世紀になっても、世界は平和になっていません。 難民の総数は2000万人と言われています。
このような状況下では家族を失った子供たちが数多くいると思われます。 難民の保護ももちろん大切ですが、難民を出さないほうがもっと大事です。
わが国はアメリカ、旧ソ連に次ぐ軍事大国です。平和憲法は単なるお飾りに過ぎません。 与党も野党・民主党も海外派兵に賛成しています。
いつのまにか、日本人はアメリカ人と同じ精神構造になってしまいました。 世界で一番危険な国はアメリカ。2番目はきっと日本なのでしょう。
「エンド・オブ・サマー」 ジョン・L・ラム著 講談社
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