LORANの日記
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ペルーのナスカの地上絵を知っている人は多いでしょう。
その絵をいままで守ってきたのは、ドイツ人のマリア・ライヘでした。
ヒットラーが政権を取る直前にドイツを出てペルーへ渡りました。
家庭教師や語学教師などをして生活していましたが、ナスカの地上絵が話題に なるといち早く、その研究に入りました。
以来砂漠で寝起きしながらの期間を含めて、約60年間もの長い間、研究と保護活動 に没頭しました。
テレビ司会者の楠田枝里子さんが彼女に興味を持ちペルーへ通いました。
その間の活動については、彼女の著書に詳しいのでご覧ください。
すでに数年前に90歳の天寿を全うしてマリア・ライヘは旅立ちました。
世界的にも貴重な遺産である地上絵は、近くの鉱山開発の粉塵の降灰などで
消えつつあるそうです。
下記の楠田枝里子さんのHPで地上絵の保護活動について書かれています。
http://www.erikokusuta.com/maria/maria1.shtml
「ナスカ 砂の王国」 地上絵の謎を追ったマリア・ライヘの生涯 楠田 枝里子著 文芸春秋
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