LORANの日記
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先日読んだ記事をコピーしました。
ベトナムからカンボジア、ボスニア、パレスチナ、そしてイラク。戦場の取材を30年以上も重ねた橋田信介さんは、01年の9・11の直後『戦場特派員』(実業之日本社)に、こう書いた。「ある時はこわごわと、ある時はやけくそで戦場を走った」。常に頭にあったのは、なぜ戦争が起きるのかとの疑問だった。 そして、結論にたどり着く。戦争は、一部の軍国主義者だけで起こせるものではなく、多数の国民の了解なしにも成り立たない。「戦争を擁立するのは、われわれの社会の中にしぶとく生きている『得体の知れない何か』である」。
先月末、フリージャーナリストの橋田さんは仲間と二人、イラクで殺害されました。
私はいつも疑問でした。 ヒットラーがユダヤ人の大虐殺をしたといいますが、彼一人でそれが可能でしょうか? 500〜650万人もの人を、一人の男が殺すことができるでしょうか?
ハンス=ユルゲン・ペライ著「過去への扉をあけろ」(佑学社)は、田舎の一地方で40年以上前のナチス協力者の調査を中学生がして発表するという内容でした。
過去に犯したことを人びとは知っていながら、それに触れないできました。 それは、いまの日本でも同じことです。
しかし、ドイツでは執拗に責任を追及し、発表してきました。 同じ間違いを繰り返さないために。
私たちは、広島の原爆ドーム前の慰霊碑の言葉を忘れてはいけません。
安らかに 眠ってください 過ちは 繰り返しませぬから
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